[未校訂]安政期の災害
嘉永六年(一八五三)の震災の記憶が
まださめやらぬ翌七年一一月四日昼四
つ時(午前一〇時)、またも大地がゆれた。安政の東海大
地震である(安政への改元は一一月二七日)。被害は三島
から浜松にかけての東海道筋がひどかったが、当市域で
も多少ゆれたようで、中沼村の名主田造家では、油や醬
油などが一四、五石こぼれてしまったという(「記録帳」)。
地震により樽がゆれたり、倒れてしまったのであろうか。
伊豆下田では津波が押し寄せ、大きな被害が出ている。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J3300148 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1854/12/23 |
和暦 | 嘉永七年十一月四日 |
綱文 | 安政元年十一月四日・五日・七日(一八五四・一二・二三、二四、二六)〔関東~九州〕 |
書名 | 〔南足柄市史通史編Ⅰ自然・原始・古代中世・近世〕H11・3・31南足柄市編・発行 |
本文 |
[未校訂]安政期の災害
嘉永六年(一八五三)の震災の記憶が まださめやらぬ翌七年一一月四日昼四 つ時(午前一〇時)、またも大地がゆれた。安政の東海大 地震である(安政への改元は一一月二七日)。被害は三島 から浜松にかけての東海道筋がひどかったが、当市域で も多少ゆれたようで、中沼村の名主田造家では、油や醬 油などが一四、五石こぼれてしまったという(「記録帳」)。 地震により樽がゆれたり、倒れてしまったのであろうか。 伊豆下田では津波が押し寄せ、大きな被害が出ている。 |
出典 | 日本の歴史地震資料拾遺 5ノ下 |
ページ | 1090 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 神奈川 |
市区町村 | 南足柄【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
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