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項目 内容
ID J3200886
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1853/03/11
和暦 嘉永六年二月二日
綱文 嘉永六年二月二日(一八五三・三・一一)〔小田原附近〕
書名 〔小田原市史 史料編 近世Ⅲ藩領2〕H2・10・31小田原市編・発行
本文
[未校訂]216 嘉永六年七月 東山家組合村むらが大地震救援金を
拝借する
(表紙)嘉永六癸丑年
御公義様御拝借金之内弐干両口
就地震無利足拾ヶ年賦御拝借金
御証文
七月 東山家組合
奉拝借御金之事
一金弐両三分弐朱也 萱沼村
一同弐両三分弐朱也 弥勒寺村
一同弐両三分弐朱也 虫沢村
一同弐両三分弐朱也 大寺村
一金弐両三分弐朱也 八沢村
一金弐両三分弐朱也 三廻部村
一同壱両三分弐朱也 土佐原村
一同壱両三分弐朱也 中山村
一同弐両也 宇津茂村
〆金弐拾三両也村々奉受取候者也。
此年賦
一金弐両壱分ト永五拾文 来寅年暮上納
一同弐両壱分ト永五拾文 来卯年暮上納
一同弐両壱分ト永五拾文 来辰年暮上納
一同弐両壱分ト永五拾文 来巳年暮上納
一同弐両壱分ト永五拾文 来午年暮上納
一同弐両壱分ト永五拾文 来未年暮上納
一金弐両壱分ト永五拾文 来申年暮上納
一同弐両三分ト永五拾文 来酉年暮上納
一同弐両三分ト永五拾文 来戌年暮上納
一同弐両三分ト永五拾文 来亥年暮上納

右者当二月就地震従 御公儀様御拝借金被為
蒙 仰候ニ付、右御金之内御組合ヲ以当村々極難之者共江
無利足拾ヶ年賦御拝借被 仰付、冥加至極難有奉受
取候処実正ニ御座候。御返上納之儀者前書御年賦之通聊
無滞毎暮ニ急度御上納可仕候。為後日如件。
嘉永六癸丑年七月
萱沼村
名主 作左衛門
組頭 伴蔵
同 七兵衛
同 小左衛門
百姓代 善左衛門
(以下八か村略)
谷川六三郎様
鈴木市次郎様
牧野又兵衛様
(松田町虫沢区有文書)
* 地震災害救援のため、郷蔵にある籾米の拝借、金銭の拝
借、圧死者への見舞金などさまざまな貸付けや下付金が
出ている。高尾村のように、一五両を村有地の買戻しに当
てこの地を「御殿様畑ケ」と名づけて、極貧者へ三年ずつ
耕地として預け、立直りの機とするところもある。この救
援は対応が早く、藩の災害対策として注目される。
出典 日本の歴史地震史料 拾遺 5ノ上
ページ 440
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 神奈川
市区町村 小田原【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

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