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項目 内容
ID J3200029
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1611/12/02
和暦 慶長十六年十月二十八日
綱文 慶長十六年十月二十八日(一六一一・一二・二)
書名 〔本吉町誌Ⅰ〕○宮城県S57年(奥付なく詳細不明)
本文
[未校訂]慶長十六年の津波について、地元大谷に次の口碑が伝え
られている。
「大谷部落の西南にあたる沼尻という所は、往古不動川の
流域で、川筋に沿い宿駅及田畑があったが、大津浪のためこ
わされて沼となったので、新たに川を掘って、南方字川窪に
向って海に注ぐようにし、それから宿駅を今の地に移し、そ
の沼を埋めて田地を開いた。現今僅かに沼形と沼尻の名の
み残っている」。
口碑の不動川は、現在大谷小学校西側を流れている[瀧|たき]
根川のことで、当時は学校の北側を東に流れていた。宿
駅を今の地といったところは、大谷漁港に近い鉄道線路
沿いの平坦地を指す。高台にある現在の町並みは、明治
二十九年の大津波後にできたのである。
出典 日本の歴史地震史料 拾遺 5ノ上
ページ 18
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 宮城
市区町村 本吉【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

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