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項目 内容
ID J2601954
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1964/06/16
和暦 昭和三十九年六月十六日
綱文 昭和三十九年六月十六日(一九六四)〔新潟・山形県〕
書名 〔余目町史 下巻〕○山形県H2・5・30 余目町編・発行
本文
[未校訂]二、新潟地震
 全庄内に惨禍をもたらした明治二七年の大震災より、
七〇年を経過した昭和三九年六月一六日、庄内は又もM
七・五の大規模地震に見舞われた。いわゆる〝新潟地震〟
の発生である。
1、概要
 昭和三九年六月一六日、午後一時一分三八秒、新潟県
沖、粟島附近北緯三八度二三分、東経一二九度〇八分、
深さ二〇キロメートルを震源とする、M七・五の大地震
が発生した。被害は新潟・秋田・山形の三県に亘り、県
内では全県に強い震度を感じた。最も強烈であったのは
大山の震度6で酒田・藤島・余目・温海などが震度5で
あった。
2、被害の状況
 地震規模のM七・五は、庄内の地震では最大規模に属
するものであるが、発生時間が午後一時一分と、丁度昼
食時を過ぎていたため、火災の発生がなかったのは幸い
であった。酒田市・鶴岡市・余目町の被害状況は左の通
りである。
右の三市町を含めた県下全体の被害は
死者 九、重傷者 二二、軽傷者 六七。
表41
市町村
酒田市
鶴岡市
余目町
人的被害
死者
1
5
0
重傷
5
19
0
軽傷
9
31
0
住家の被害
全壊
126
296
0
半壊
226
759
7
一部
7,135
11,000
1,200
非住宅の被害
全壊
93
250
1
半壊
185
700
0
一部
10,053
9,000
500
摘要
死者一は酒田三中生徒避難の際、亀裂に落

死者の中三名は京田幼稚園児で、校舎倒壊
による
昭和四〇年山形県年鑑による
 全壊 五一二、半壊 一二八三、一部破損 二六九〇
四。
 被害総額は各種合せて二一〇億円を超え、庄内では鶴
岡・酒田・遊佐・温海の二市二町に災害救助法が発動さ
れた。家屋の倒壊が特に著しかったのは、鶴岡市の大山
西郷地区で、全戸数二、五三五世帯の中、四五%に当る
一一三二世帯が全半壊している。又、当日、小規模の津
波も襲来したが、被害は見られなかった。
出典 日本の歴史地震史料 拾遺
ページ 460
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 山形
市区町村 余目【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

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