[未校訂]松阪市史編纂室
十一月
四日 四ツ過地しん長く強し、不承程也
内北屋燈籠六尺一本倒、隠居屋五尺一本倒、二本ハ○(ママ)]落、
うら塀少々、古瓦落ル
国分 うら塀三間計崩候、唐燈倒
本家 燈籠中ニ倒、乾蔵八巻落壁破る
山本 〻 〻
延命寺 表石垣七・八間ぬけ土塀崩
相可 丈六より□三□間表響破出来
伊馥寺同様富治蔵われそんし等有
たこぢ 蔵大分土ふるい落し
中□中の蔵八巻壁おち
新光寺 表塀所〳〵崩
ふもんいん 歩行同所迄参り候所難出来□(四ツ)はらはい被成候□(程カ)
竹口 唐燈籠三本倒
七ツ半頃承
山田はし里折ゟ上の郷近の間所々家の棟々欠見ト云
夕方聞山上ゟ参り候もの噂ニ宇治橋ゟ先甚敷ト云也
津岩田橋へ水上り所々家倒れしと云
六軒雲津に津波上りしと云
松坂ゟ六軒迄之間ニ四十軒計たをれ也と云
一山田鉄十郎初請一昨日来候所西山来多用中昨日逢、今日
帰付朝逢、□□茶入之為ニ出大地しん建水ノ水こほ
れ候付外ニ出ル
五日 天気
今朝伝兵衛来昨終夜帰宅ノ旨也
□(ムシ)鳥羽四(四日前カ)度地しんノ処