地震史料集テキストデータベース
[未校訂]（表紙）
「 安政六年未八月
午冬大地震未夏大雨ニ付田方荒所下積帳
嘉永四亥八月水損〓（災カ）毛潰（カ）失写
大震災同断
益田組
上波田村 」
せと仁左衛門受下々田壱反九畝拾分之内
一下田壱畝拾五分
長原
三郎左衛門
高七升五合 五ケ年引
神田九郎右衛門受下々田壱反壱畝分之内
一下々田拾五分 向神田道下タ豊左衛門
高弐升五合 五ケ年引
大坪伊兵衛受中田七畝廿四分之内
一中田六分 たやノ下モ幾治
高弐升 五ケ年引
横畑長右衛門受下田壱反廿五分之内
一下田弐拾分 家ノ詰儀兵衛
高五升三合 五ケ年引
角目吉右衛門受下田壱反五畝分之内
一下田弐畝分 六郎左衛門
高壱斗六升 拾ケ年引
同所七右衛門受中田弐反分之内三セ分下田ニ成残壱反七
セ分之内
一中田壱畝分 三郎左衛門
高壱斗 拾ケ年引
同所同人受中田弐反分之内三セ分下田ニ成分
一下田三畝分 小□之分同人
高弐斗四升 拾ケ年引
右かじマ忠右衛門受下々田弐セ分之内
一下々田拾分 家ノ口同人
高壱升六合 五ケ年引
きか廻甚右衛門受下々田壱反四セ廿分之内
一下々田拾分 こうや田瀧右衛門名
高壱升六合 五ケ年引
きか廻利右衛門受下田八セ分之内
一下田廿五分 代蔵
高六升七合 五ケ年引
同所甚右衛門下々田九セ分之内
一下々田拾五分 倉治
高弐升五合 五ケ年
同所龍吉受下々田九セ拾八分之内
一下々田弐畝拾五分 栗が陸数ケ所壱円ニ〆三郎左衛門
高壱斗弐升五合 五ケ年引
同所利右衛門受下々田弐反弐セ拾弐分之内
一下々田拾分 おもだ伊右衛門
高壱升七合 五ケ年引
同所利右衛門受下々田弐反三セ拾分之内
一下々田拾五分 家ノ上之同人
高弐升五合 五ケ年引
右同断之内
一下々田壱畝拾五分 家ノ沖同人
高七升五合 五ケ年
きか廻忠右衛門受下々田壱反八分之内
一下々田拾分 小田和七名
高壱升七合 五ケ年引
右同断之内
一下々田壱畝拾分 〃同人名
高六升七合 五ケ年引
同所甚右衛門受下々田弐反壱セ分之内
一下々田廿分 〃幷
好五郎
高三升三合 五ケ年
同所彦右衛門受下々田三セ分之内
一下々田拾五分 岡の田分三郎名
高弐升五合 五ケ年引
同所長右衛門受下々田壱反五セ拾分之内
一下々田四畝分 なしが詰幸蔵
高弐升 五ケ年引
水ノ陸久兵受下々田壱反弐セ分之内
一下々田弐畝分 杉葉が陸勇三郎
高壱斗 五ケ年引
水ノ陸忠右衛門受下々田弐反分之内
一下々田壱畝拾分 おごうじ梅三郎
高六升七合 五ケ年引
水ノ陸勘左衛門受上田四畝分之内
一上田弐拾分 柳左衛門名
高八升 五ケ年引
城平九郎右衛門受下田壱反八セ分之内
一下田六分 あたご堂梅三郎
高壱升六合 五ケ年引
こうじか陸元秀受中田弐反六セ廿分之内
一中田六畝分 円福寺
高六斗七ケ年
ださい彦左衛門受弐反八畝三分之内
一下田拾分 ださいうへの分仁蔵
高弐升七合 七ケ年引
同所同人受下田三畝拾分之内
一下田壱畝拾五分同所下タ之分同人
高壱斗弐升 五ケ年引
久保五右衛門受下田壱反壱セ分之内
一下田弐畝拾五分 はんか峠徳次郎
高弐斗 七ケ年引
堀ノ前与右衛門受下田六セ分之内
一下田壱畝拾分 初次郎
高壱斗七合 五ケ年引
洗川作兵衛受元八亥新開
一下々田壱畝三分 庄右衛門
高五升五合 拾ケ年引
なめら谷甚五郎請元禄八亥新開
下々田五セ分之内四セ分永引残之
分
一下々田壱畝分 安左衛門
高五升 拾ケ年引
とゝろ免与右衛門受下田八セ分之内三セ廿分庄兵衛へ分
残四セ拾分之内弐セ拾五分永引残之分
一下田壱畝廿五分 徳次郎
高壱斗四升七合 拾ケ年引
同所同人請下田八セ分之内四セ拾分徳次郎へ分残三セ廿
分之内拾五分永引残之分
一下田三畝五分 庄兵衛
高弐斗五升三合拾ケ年引
とゝ路免与右衛門受之分
一下田壱畝廿分 清四郎
高壱斗三升三合 拾ケ年引
松か廻助左衛門請下田弐セ拾弐分之内
一下田四分 幸三郎
高壱升 五ケ年引
□（カ）隠下神田勘右衛門請下々田三反弐畝分之内
一下々田拾五分 好五郎
高弐升五合 五ケ年引
神田忠右衛門受中田七畝拾壱分之内
一中田三畝分 社田
高三斗 五ケ年引
田方畝数合五反弐拾四分
上田弐拾分
十弐 高八升
中田壱反六分
十 高壱石弐斗
下田壱反九畝五分
八 高壱石五斗三升三合
下々田弐反弐拾三分
五 高壱石三升八合
高合三石六斗七升壱合
右は去午冬大地震幷当五月大雨之節山崩ニ付田方荒地之
分下見仕候所如斯御座候 以上
未八月
上波田村庄屋
土田友左衛門
組頭
庄右衛門
同
好五郎
乍恐以書付奉願上候
一田畝数五反廿四分
高三石六斗七升壱合
右は去午冬大地震幷当夏大雨之砌山崩ニ付田畑多分損所
出来候内当春精々掘返シ植付仕候残種々心配仕見候得共
極々□手段候分無拠下見仕候処別紙小前継之通ニ御座候
依之恐多御願御座候得共前件之場所御見分之上年限御用
捨引ニ仰付被下置候ハゝ難有仕合可奉存候類別之以御慈
悲右願之通御聞済被仰付被下置候様乍恐以書付奉願上候
以上
未八月
上波田村組頭
好五郎
同
庄右衛門
庄屋
土田友左衛門
御手代中様
御代官仮役富永庄蔵様 御手代木村捨次郎様
御代官 山田恒次郎様 御手代田畑伊三郎様
未九月十八日御出立十九日益田御着夫ゟ平手村之御見分
同廿五日益田立上久々も村御昼ニ而下波田御泊り廿六日
御渡当村御見分廿七日朝御出立懸ゟ笹倉村御見分同村昼
□（ママ）御用向之由ニ而小林様御上下廿六日昼前ゟ御立
廿七日朝夕□（ママ）本書は美濃郡真砂村役場所蔵の抱（カ）本により大正四年二
月二日謄写
嶋根県史編纂掛