[未校訂] 須崎浦商家の歴史をひもとくと、その家号の主が、当時
浦(村)の主要な商家だったから、その記録は貴重な資料
である。
然し須崎は本誌で度々記した通り、宝永津浪で、諸記録
や建造物、その他貴重な資料が殆んど失なわれた。
商家も家屋、家財、商品の大部分を失ない、現金持参避
難した少数の店もあったであろうが、貧富の序列も大きく
変ったことだろう。
須崎の家号を調べる最も古い記録は、発生寺の過去帖だ
が、これとても津浪に流され、享保七年(一七二二)以後
のものである。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J0900620 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1707/10/28 |
和暦 | 宝永四年十月四日 |
綱文 | 宝永四年十月四日(一七〇七・一〇・二八)〔東海以西至九州〕 |
書名 | 〔須崎の屋号 二〕○高知県▽「須崎史談 一六」 |
本文 |
[未校訂] 須崎浦商家の歴史をひもとくと、その家号の主が、当時
浦(村)の主要な商家だったから、その記録は貴重な資料 である。 然し須崎は本誌で度々記した通り、宝永津浪で、諸記録 や建造物、その他貴重な資料が殆んど失なわれた。 商家も家屋、家財、商品の大部分を失ない、現金持参避 難した少数の店もあったであろうが、貧富の序列も大きく 変ったことだろう。 須崎の家号を調べる最も古い記録は、発生寺の過去帖だ が、これとても津浪に流され、享保七年(一七二二)以後 のものである。 |
出典 | 新収日本地震史料 第3巻 別巻 |
ページ | 523 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 高知 |
市区町村 | 須崎【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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