[未校訂]同年二月八日又地震ふ。同十日霰ふる。同十二日両三度鳴
動し、人心洶々の有様だ。何人の作にや狂歌をつくる「貴
賤ほほしや」といふ隠名である。
我庵は捨てゝくされる救米
黒石様と人はいふなり
此の節、黒石の役人評判宜く政道も殊の外能候故、人心安
心致候由、勿論、御手当抔も壱軒に付米金弐俵五両づゝ給
り、身代宜者へは無利息にて金も大分借渡有之由、風説に
付、右の狂歌出候由
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項目 | 内容 |
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ID | J0804014 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1766/03/08 |
和暦 | 明和三年一月二十八日 |
綱文 | 明和三年正月二十八日(一七六六・三・八)〔津軽・陸奥〕⇨翌年に及ぶ |
書名 | 〔津軽見聞記〕 |
本文 |
[未校訂]同年二月八日又地震ふ。同十日霰ふる。同十二日両三度鳴
動し、人心洶々の有様だ。何人の作にや狂歌をつくる「貴 賤ほほしや」といふ隠名である。 我庵は捨てゝくされる救米 黒石様と人はいふなり 此の節、黒石の役人評判宜く政道も殊の外能候故、人心安 心致候由、勿論、御手当抔も壱軒に付米金弐俵五両づゝ給 り、身代宜者へは無利息にて金も大分借渡有之由、風説に 付、右の狂歌出候由 |
出典 | 新収日本地震史料 第3巻 |
ページ | 690 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 青森 |
市区町村 | 弘前【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
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