文政十一子ノ年分 九月六日初メ
一、五拾弐束 西かた田 一、三百八拾五匁 買添かり又田
一、百七十八束 かつき田 一、三百九束 深町
一、弐拾束 川原田 一、百十五束 八十苅
一、百七十三束 大田百三十苅
〆干弐百五十八束
右者中作也、春夏度々雨振り水沢山、蚕ハ五十年已来ノ上作也
諸色ノ品物高直也
秋米壱貫七百五十文 大豆壱原九百文
秋揚上々 弐十年ニ壱度年也 苅初〓廿二日ニ不残仕まう、十一月ノ十二日五つ時大地震、越後之国三条・与板・長岡・守泊り不残、其辺ハ家こわれ火事となる
○本史料は天明六年~明治元年のうち、地震記事が記される文政十一年の記事のみ掲げた。