地震史料集テキストデータベース

（元禄十六年十一月）
廿二日、晴、当番、、菅谷左京・松井三河・、岡本右兵衛、
（中略）
一、丑ノ後地動、其始ニ有風一声、其声襲〓、
寛文年中以後ニハ今般地動候ハ希、此時江府之地動夥敷よし重テ伝聞、
（中略）
廿九日、快晴、当番、、今小路兵部卿・松井主殿・、山下監物・牧内蔵助、、
一、両伝より来一通云、
去廿二日江戸地震ニ付、大樹様為伺御機嫌、松平紀伊守殿ヘ今明日之内御使被遣、可然之由両伝被申候、各為御心得申入候、以上、
霜月廿九日高野家
雑掌
御坊官衆中柳原家
雑掌
（中略）
（十二月）
五日、晴、当番、、菅谷左京・松井三河・、岡本右兵衛、
一、山門へ指遣奉書云、
今度就関東地動、従明六日一七ケ日、三塔一同天下泰平・武運長久之旨可抽懇祈之由、座主宮仰ニ候也、
十二月五日
執行代　　　　　菅谷左京法眼判
執行代　　　　　菅谷宮内卿法印判
別当代　　　　　今小路兵部卿法印判
一、恵心院前大僧正・正覚院僧正・正観院権僧正、右三人へも右之趣別紙ニ申遣、御使三谷弥左衛門、
一、奉書三執行代当所之事、東塔執行代計ニ被遊被下候由願ニ候ヘ共、最早御使出候付テ、此度ハ右之通也、奉畏候よし御請申上〓、