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項目 内容
ID S00000124
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1817/12/12
和暦 文化十四年十一月五日
綱文 一八一七年文化箱根地震(文化十四年十一月五日)
書名 〔ヤン・コック・ブロムホフの日記一八一八年度(長崎オランダ商館日記)〕
本文
(一八一七年十二月)
十二日 金曜日
当地では、昨夜はある時間、今日は一日中、南の暴風、ついで南南西の暴風が吹きすさび、強い突風と雨をともなった。神のお恵みにより、両船が当地から安全にその難を逃れ、そのために損害を受けたり不幸な目に遭ったりしないように、また安全にその航海を続けられるように充分な距離まで陸地から遠ざかり、また島々から遠ざかっているように祈る。それでもやはり私は不安であった。
夕刻近くになって風は急に北風に変わった。しかし空は依然として荒れ模様で、また霧がかかっていた。
およそ五時半ごろ恐ろしい地震があった。その地震は約三〇秒あまり続いた。引き続いて空は一面に曇り、また寒い。北の風。
(後略)
三十日 火曜日
終夜ひどい暴風が吹き、十二時まで大雨をともない吹き荒れた。当地出島では、二、三人の人が強い地震を感じた。私はその地震を知らなかったとその人たちに言った。
(中略)
(一八一八年一月)
四日 日曜日
初雪、夜地震を感じたように思った。その間時々強く北から、ついで北東から風が吹いた。
(後略) 日本におけるオランダ貿易の商館長であるヤン・コック・ブロムホフにより記された日記。
グレゴリオ暦一八一七年十二月十二日は文化十四年十一月五日、十二月三十日は11月二十三日、一八一八年一月四日は文化十四年十一月二十八日にあたる。
出典 都市の脆弱性が引き起こす激甚災害の軽減化プロジェクト【史資料データベース】
ページ
備考
都道府県 長崎
市区町村 長崎【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

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