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項目 内容
ID J3100178
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1856/08/23
和暦 安政三年七月二十三日
綱文 安政三年七月二十三日(一八五六・八・二三)〔三陸・松前〕
書名 〔大畑町史〕○青森県工藤睦男編H4・2・1 大畑町役場発行
本文
[未校訂]安政の地震
 安政三年(一八五六)七月二十三日南部藩領で大地震
が発生し、甚大な被害が生じた。この地震は、「三陸津波」
をもたらした地震で、三陸沿岸の村々は津波に襲われて
一村全滅という所も少なからず、壊滅的な打撃を被った
災害であった。釜石では神社の鳥居を越す程の津波が襲
い、いたる所で建物の損壊や流失、あるいは圧死や溺死
する者が多数生じた。
 被害は七戸通以南に集中的に発生し、大畑を含む田名
部通の被害は少なかったが、藩が各通で実施した被害調
査を見ると、地震は二十三日の前に十九日にも発生して
おり、十九日の地震で正津川村の正津川橋の釣木一本が
外れる被害が生じた。また二十三日の地震では壁が落ち
るなどの小さな被害が生じたが、その後に来襲した津波
もたいしたことはなく、船舶などへの被害はなかった。
正教寺の『一峰山歴代記』には、「七月二十三日ヒル九ツ
半時 大地震 本堂ノ白壁少し[斗|バカ]り痛み別条ナシ 境内
ノ石灯籠倒し是モ少シ痛ミ市中土蔵不少相痛ミ」とある。
出典 日本の歴史地震史料 拾遺 四ノ下
ページ 1503
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 青森
市区町村 大畑【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

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