[未校訂]この時宇治では橋詰にあった高札場の石垣六尺が崩れ、
宇治橋の台石に心割れが生じ、橋を支える石垣も東西そ
れぞれ九間余が割れたり崩れたりするなど、大きな破損
を蒙つたほか各所で倒潰した民家も多く出来した模様で
ある『宇治市役所
所蔵文書』
また御物茶師林上三入の家では「居宅大破は勿論剰つ
さえ土蔵崩れ御茶製焙炉場等悉く押倒」されるという有
様で近年の経済的窮乏に加え、ますます難渋の度を深め
て途方にくれるばかりであった『上林三入
家文書』
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J2500552 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1854/12/23 |
和暦 | 嘉永七年十一月四日 |
綱文 | 安政元年十一月四日(一八五四・一二・二三、二四、二六)〔関東~九州〕 |
書名 | 〔宇治市史3 近世の歴史と景観〕○宇治林屋辰三郎・藤岡謙二郎編S51・3・1 宇治市役所 |
本文 |
[未校訂]この時宇治では橋詰にあった高札場の石垣六尺が崩れ、
宇治橋の台石に心割れが生じ、橋を支える石垣も東西そ れぞれ九間余が割れたり崩れたりするなど、大きな破損 を蒙つたほか各所で倒潰した民家も多く出来した模様で ある『宇治市役所 所蔵文書』 また御物茶師林上三入の家では「居宅大破は勿論剰つ さえ土蔵崩れ御茶製焙炉場等悉く押倒」されるという有 様で近年の経済的窮乏に加え、ますます難渋の度を深め て途方にくれるばかりであった『上林三入 家文書』 |
出典 | 新収日本地震史料 続補遺 別巻 |
ページ | 834 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 京都 |
市区町村 | 宇治【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
IIIF Curation Viewerで開く
地震研究所特別資料データベースのコレクションで見る
検索時間: 0.003秒