[未校訂](前略)
「梅田村彦六家記」にもその頃鰺ケ沢にいた僧が話として、
まことに大変であって、深浦辺では山が崩れ、寺院も潰れ
死人が出た。明和の地震、天明の凶作は後世信じ難い程の
大変で、今七十余になっても、なお身の毛もよだつ程の恐
しさであった。
と語ってくれたと記している。鰺ケ沢の被害の記録はない
が、延寿院後方の山が崩れて建物がこわれ、今の土地へ移転
したというから被害があったと思われる。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J2202782 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1766/03/08 |
和暦 | 明和三年一月二十八日 |
綱文 | 明和三年正月二十八日(一七六六・三・八)〔津軽・陸奥〕 |
書名 | 〔鰺ケ沢町史編纂原稿〕○青森県鰺ケ沢町教育委員会 |
本文 |
[未校訂](前略)
「梅田村彦六家記」にもその頃鰺ケ沢にいた僧が話として、 まことに大変であって、深浦辺では山が崩れ、寺院も潰れ 死人が出た。明和の地震、天明の凶作は後世信じ難い程の 大変で、今七十余になっても、なお身の毛もよだつ程の恐 しさであった。 と語ってくれたと記している。鰺ケ沢の被害の記録はない が、延寿院後方の山が崩れて建物がこわれ、今の土地へ移転 したというから被害があったと思われる。 |
出典 | 新収日本地震史料 補遺 |
ページ | 513 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 青森 |
市区町村 | 鰺ヶ沢【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
IIIF Curation Viewerで開く
地震研究所特別資料データベースのコレクションで見る
検索時間: 0.001秒