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項目 内容
ID J2200440
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1612/07/11
和暦 慶長十七年六月十三日
綱文 慶長十七年六月十三日(一六一二・七・一一)
書名 〔新北海道史第七巻史料一〕S44・5・30 北海道編 新北海道史印刷出版共同企業体
本文
[未校訂](新羅之記録上巻)
(注、原文は漢文。よみ下し文のみを掲載する)
同六月十三日 松前の東内浦之嶽俄尓として焼け崩れ、其勢
に滄海動揺して[潴滔|つなみおこ]り来り、百余艘の昆布取舟の人残り少な
く潴に海引かれ[依|おぼ]れ死に畢んぬ。彼の内浦の北方に[宇志|ウス]の入
海有り、其所に慶廣朝臣の造営せしむる善光寺如来の御堂在
り。然るに此日の潴御堂の後山に上ると雖も御堂は更に恙無
し。奇特の事と謂ひつ可きなり。此時内浦の岳焼け崩れ、硫
黄の灰降りて虚空に満ち、国中一日一夜日月の光影を見ず、
天地の振動[間|ひま]無し。公廣朝臣、阿吽寺の快玄法印を始め衆徒
等をして八幡宮の拝殿に於て人王般若を読誦せしむ。忽ち般
若妙典の験有りて国中の振動止み、天も晴る。是亦般若の不
思議と謂ひつ可きなり。
出典 新収日本地震史料 補遺
ページ 99
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 北海道
市区町村 札幌【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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