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項目 内容
ID J2100074
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1847/05/08
和暦 弘化四年三月二十四日
綱文 弘化四年三月二十四日(一八四七・五・八)〔北信濃・越後西部〕
書名 〔岡山村史〕下水内郡岡山村(現飯山市)S36・3・10 江口善次著飯山市公民館〓山支館発行
本文
[未校訂]五 弘化の大地震
弘化四年丁未三月廿四日の所謂善光寺地震は未曾有の大地震
で在町の民家を一時にゆり潰し、同時に所々に出火して圧死
焼死数知れず、又、同時に虚空蔵山が崩れて犀川を止めたた
め川上の村々は湖水のようになつた中に沈み川下は水が涸れ
て踵をぬらさないで往来出来るようになつたが四月十三日堰
止められた岩石が一時に抜出して下流は大洪水となり川中島
から千曲川辺の民家は悉く漂流し溺死する者幾千人という数
を知らない有様であつた。同年六月に印刷した絵図を見ると
飯山町で圧死千二百人と記してある。本村では藤沢の名主久
保田三郎右衛門の書いた御用留に地震災害取調書上帳という
ものがあるが残念なことには、主として今の太田村の八ケ村
について記してあるだけで藤沢や大滝には被害が少なかつた
ように記してあるだけで上境下境温井桑名川等のことは記し
ていない。温井でも向山が潰れて家が潰れ人も死んだという
ことであるが正確なことはわからない。〓〓村の状況から堆
察するのみである。
地震災害取調書上帳
村名 潰家 痛家 死人 怪我人 山崩 家〓
北条 八 一〇 二 五 七町二反 二九
五荷 一三 一一 二 六 三
瀬木 九 八 一 五 四三
蕨野 一六 二三 三 八 五三
曾根 八 九 二四
下今井 八 三〇 五 一〇 一三九
大坪 一 六 四反 三四
飛沢 七 五 三 二 一六
出典 新収日本地震史料 第5巻 別巻6-2
ページ 1078
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 長野
市区町村 岡山【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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