[未校訂]ニ震災
一本村は小震動頗る多き土地にて震害は屢々ある所なれど
も嘉永七年十一月は古来未曾有の大地震あり其震動の余
震は実に暮月に及び当時家屋を倒し所々の地盤に亀裂を
生す(此時本郡にて広、湯浅等の海岸地に海嘯あり大惨
害を被る)人々は家中の火を消し拾日以上も近辺の山地
或は竹籔の中に小屋掛を結ひ昼夜此所に避難なしたり
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
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ID | J1900130 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1854/12/23 |
和暦 | 嘉永七年十一月四日 |
綱文 | 安政元年十一月四日・五日・七日(一八五四・一二・二三、二四、二六)〔関東以西の日本各地〕 |
書名 | 〔郷土誌 保田村〕和歌山県M43ころ、保田村 |
本文 |
[未校訂]ニ震災
一本村は小震動頗る多き土地にて震害は屢々ある所なれど も嘉永七年十一月は古来未曾有の大地震あり其震動の余 震は実に暮月に及び当時家屋を倒し所々の地盤に亀裂を 生す(此時本郡にて広、湯浅等の海岸地に海嘯あり大惨 害を被る)人々は家中の火を消し拾日以上も近辺の山地 或は竹籔の中に小屋掛を結ひ昼夜此所に避難なしたり |
出典 | 新収日本地震史料 第5巻 別巻5-2 |
ページ | 1623 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 和歌山 |
市区町村 | 保田【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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