[未校訂] (31) 安政元甲寅年十一月四・五・六日(二五一四)地震
四日の五ツ刻に、畿内・東海・東山二道の諸国で地大いに震
ふ、翌五日の七ツ過ぎに再び大震あり、此の為め沿海岸は海
嘯が襲つて大災害を蒙つた。美濃では三日夜明けから雪が降
り、四日五ツ頃高須・大垣・加納・不破郡・土岐郡・恵那郡
地方で地震があり、倒壊家屋尠からず堤防道路の割裂、家屋
の小破壁の剝落等甚しく、余震は一ケ月に亘つて数十回も起
つた。鳴動が聞へ人心恟々として、雪中に小屋を建てゝ避難
したと。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
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ID | J1800262 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1854/12/23 |
和暦 | 嘉永七年十一月四日 |
綱文 | 安政元年十一月四日・五日・七日(一八五四・一二・二三、二四、二六)〔関東以西の日本各地〕 |
書名 | 〔岐卓市発展史〕S8森義一著岐阜毎日新聞社 |
本文 |
[未校訂] (31) 安政元甲寅年十一月四・五・六日(二五一四)地震
四日の五ツ刻に、畿内・東海・東山二道の諸国で地大いに震 ふ、翌五日の七ツ過ぎに再び大震あり、此の為め沿海岸は海 嘯が襲つて大災害を蒙つた。美濃では三日夜明けから雪が降 り、四日五ツ頃高須・大垣・加納・不破郡・土岐郡・恵那郡 地方で地震があり、倒壊家屋尠からず堤防道路の割裂、家屋 の小破壁の剝落等甚しく、余震は一ケ月に亘つて数十回も起 つた。鳴動が聞へ人心恟々として、雪中に小屋を建てゝ避難 したと。 |
出典 | 新収日本地震史料 第5巻 別巻5-1 |
ページ | 598 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 岐阜 |
市区町村 | 岐阜【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
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