[未校訂]水害の尤も甚だしかりしは、孝明二五一八安政五年二月二十五日の大地震
なりき。常願寺の水源大鳶・小鳶の山峰崩れて川筋を塞ぎ、
三月十三日其水溢出して遂に四月二十六日の大決潰となり洪
水奔馳し、沿岸の損害莫大にして、今日尚其痕跡を認むるを
得べし。潰家数千、溺死数百人に及びぬ。五月、又諸川暴漲
す。其害の大なる光格二四四一―八天明以來其例なかりきとぞ。
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項目 | 内容 |
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ID | J1700137 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1858/04/09 |
和暦 | 安政五年二月二十六日 |
綱文 | 安政五年二月二十六日(一八五八・四・九)〔飛騨・越中・加賀・越前〕 |
書名 | 〔越中史要〕T2・9・1 石場健夫編・中田書店 |
本文 |
[未校訂]水害の尤も甚だしかりしは、孝明二五一八安政五年二月二十五日の大地震
なりき。常願寺の水源大鳶・小鳶の山峰崩れて川筋を塞ぎ、 三月十三日其水溢出して遂に四月二十六日の大決潰となり洪 水奔馳し、沿岸の損害莫大にして、今日尚其痕跡を認むるを 得べし。潰家数千、溺死数百人に及びぬ。五月、又諸川暴漲 す。其害の大なる光格二四四一―八天明以來其例なかりきとぞ。 |
出典 | 新収日本地震史料 第5巻 別巻4 |
ページ | 600 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 富山 |
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