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項目 内容
ID J1700134
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1858/04/09
和暦 安政五年二月二十六日
綱文 安政五年二月二十六日(一八五八・四・九)〔飛騨・越中・加賀・越前〕
書名 〔常願寺川沿革誌〕「富山県気象災異誌」S46・3 富山測候所
本文
[未校訂]越中、四日頃より山鳴り地ひびき誰言うとなく大水きたらん
との沙汰、二月二十五日の地震のため大・小鳶山崩壊、湯川
打溜め一大瀦水を造る。この瀦水十日午刻またもや鳴動おこ
り暮九ツ時より南方鳴渡り、立山悉く崩るが如き大地震とな
り瀦水一時に出水する。大・小鳶山麓の瀦水之がために始め
て流水、そのひびき恰も百雷の一時に轟くが如し。泥岩等の
流失少なからず。常願寺川暴漲し東部利田村等へ入川、其後
連日濁流急激、三月十日明け四ツ時ごろまたまた鳴動おこ
り、暮九ツ時ごろより南方鳴渡り、立山崩るゝが如き大地震
となりぬ。先に真川の満水鍬崎山の半腹におよびその余水は
千垣・藤橋・亀谷に溜り居たる水一度に流失し、日置村河原
より竹内村無量寺門前へ川切こみ馬瀬川に落ち合う。水橋湊
にて十日八ツ頃より翌日辰剋頃まで海に一雫も注がず悉く
下(ママ)舞込みせし由なり。流失家屋百二十軒余となる。
出典 新収日本地震史料 第5巻 別巻4
ページ 596
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 富山
市区町村 立山【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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