地震史料集テキストデータベース

[未校訂]（村方諸願書届留帳の節）
乍恐御届奉申上候
中庄村　百姓　半兵衛
らかん茶所当時
借家仕置又兵衛
妙見宮籠堂
右者昨十五日暁地震に付潰家に御座候
同村　百姓　孫左衛門
同　利右衛門
同　勇七
同　彦兵衛
鶴屋与惣兵衛
百姓　九右衛門
同　作次郎
同　弥兵衛
竹屋喜四郎
右同断大破に付当時住居難出来候分に御座候、右之通相調、
乍恐御届奉申上候　以上
嘉永七寅年六月　中庄村　庄屋　堀池又三郎
御奉行様
乍恐御届書
一去る十四日大地震に付、当村字鶴池堤長さ弐十八間筋割、
字中池長さ弐十間筋割仕候に付、乍恐此段御届奉申上候
嘉永七年寅六月　堀池又三郎
（安政元年寅十二月）
乍恐願書
一田端山王御社去る地震後より追々大破に相成、難捨置奉存
候に付、何卒御修復被成下候様奉願上候、御憐愍を以、右
願之通被成下候はゝ難有可奉存候　以上
安政二卯年六月　六ケ村惣代　堀池又三郎