[未校訂]品川の台場は急造埋立工事のため被害多く、ことに二番台場
は被害甚大で、その勤番に当つた会津藩士中、逃げ遅れた二
十有五人の悲壮な最期は特記すべきもので、その焼失の際に
各自切腹し、其血刀をわずかのすきまより逃げ出た同僚に手
渡し、国元に形見として送り届けることを托したと伝えら
れ、その火焰は四日間も打ちつづいたということである。
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項目 | 内容 |
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ID | J1500045 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1855/11/11 |
和暦 | 安政二年十月二日 |
綱文 | 安政二年十月二日(一八五五・一一・一一)〔江戸及び近郊〕 |
書名 | 〔港区史上巻〕S35・3・15東京都港区役所 |
本文 |
[未校訂]品川の台場は急造埋立工事のため被害多く、ことに二番台場
は被害甚大で、その勤番に当つた会津藩士中、逃げ遅れた二 十有五人の悲壮な最期は特記すべきもので、その焼失の際に 各自切腹し、其血刀をわずかのすきまより逃げ出た同僚に手 渡し、国元に形見として送り届けることを托したと伝えら れ、その火焰は四日間も打ちつづいたということである。 |
出典 | 新収日本地震史料 第5巻 別巻2-2 |
ページ | 1356 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 東京 |
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