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項目 内容
ID J1001045
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1804/07/10
和暦 文化元年六月四日
綱文 文化元年六月四日(一八〇四・七・一〇)〔羽前・羽後〕
書名 〔災害録〕○酒田佐藤北溟文庫・酒田市立光丘図書館
本文
[未校訂]庄内大地震之変
夫人間ハ悪心有といへ共仏心に成こど文化元年甲子の六
月四日の夜、湯殿山・鳥海山に御燈明上り、四日の月赤
こと紅の如く、天気朦々として風なく、人々不測をなし
又ハ海の水三尺計り卑クなり、今夜四ツ時大地震となり、
家内前後東西南北の分ヂもなく走り出、半時計り誰か声
立るもの一人もなし、軈て鎮ればためいぎ継て地震なり
と鳴り渡ば、目を覚たる如く川南・川北至て強きハ遊佐・
荒瀬家潰れ編笠のふせだる如く、人馬死するこど数を知
らず、又ハ所々出火天地覆の思をなしけるとハ此時なり、
同月六日昼午の刻津浪来ると云事庄内一統時刻違ず、
人々親子を負連、所々の山々に上り衆人欲心を離れ、諸
仏諸神両山大権現を奉頼ハ無難に鎮り人民悦て罷下り、
自是地震少々宛三十日よる、寔ニ湯殿山・鳥海山大権現
と信心礼拝すべき国なりけり
出典 新収日本地震史料 第4巻
ページ 248
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 山形
市区町村 酒田【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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