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項目 内容
ID J0900608
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1707/10/28
和暦 宝永四年十月四日
綱文 宝永四年十月四日(一七〇七・一〇・二八)〔東海以西至九州〕
書名 〔高知県の歴史散歩〕▽
本文
[未校訂]入野駅の南一帯にひろがる県立公園入野松原は、砂浜に幅
五五〇メートル、長さ四キロにわたって数万本の松がなら
び、樹姿が独特の景観をなすため、昭和三年高知県の名勝
に指定された。四〇〇年ほどむかし、長宗我部元親の老臣
で中村城監となった谷忠兵衛忠澄が囚人を使って松原に補
植し、さらに一七〇七(宝永四)年の大潮以後毎年一家族
ごとに野生の黒松六本ずつを植えさせたのがしげって今日
の美林となった。
下ノ加江の中心集落から国道三二一号線にわかれて、海岸
線を東へ四キロ、バスで約一〇分ゆくと布という小村落が
ある。この村落の北のはずれ、松ケ鼻というところに、天
文年間(一五三二~五四)一条氏の後見役として豪勇をう
たわれた立石右京進、口碑に立石摂津守といわれる布・立
石村の領主の墓がある。墓は宝永の大地震で流失したもの
を一七四四(延享元)年、村人の手で再建したものだ。村
人はその戒名から、“高岳さん”とよんでいる。
出典 新収日本地震史料 第3巻 別巻
ページ 517
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 高知
市区町村 高知【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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