[未校訂]荻千軒のこと
今から数百年前、高岡郡宇佐郷の荻には、たくさんの人家
があったといわれ、これを荻千軒と伝えております。
ところが、宝永亥の年(或は白鳳十三年とも申します)
の大地震のため、ことごとく陥没して海になってしまった
と言われ、その時やっとのことで逃げてきて、宇佐に住ん
だものが多く、屋号を荻屋と呼んで残っているのは、その
時の人たちであると言われております。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J0900603 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1707/10/28 |
和暦 | 宝永四年十月四日 |
綱文 | 宝永四年十月四日(一七〇七・一〇・二八)〔東海以西至九州〕 |
書名 | 〔土佐の伝説〕▽ |
本文 |
[未校訂]荻千軒のこと
今から数百年前、高岡郡宇佐郷の荻には、たくさんの人家 があったといわれ、これを荻千軒と伝えております。 ところが、宝永亥の年(或は白鳳十三年とも申します) の大地震のため、ことごとく陥没して海になってしまった と言われ、その時やっとのことで逃げてきて、宇佐に住ん だものが多く、屋号を荻屋と呼んで残っているのは、その 時の人たちであると言われております。 |
出典 | 新収日本地震史料 第3巻 別巻 |
ページ | 514 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 高知 |
市区町村 |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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