地震史料集テキストデータベース

[未校訂]（十月四日）
一未之上刻地震余程強付而為伺御機嫌
御城江御留守居罷出ル
十月五日
一夘中刻地震強自而（ママ）高田江窺御機嫌如例手紙差越候
一昨今之地震付高田ゟ為御見廻御歩行使酒寄只七・広瀬半
助方ゟ差遣候則達　御聞候
一地震為御伺御機嫌左之御留主居罷出ル
御本丸江　芦沢貞右衛門
西之御丸　小川忠右衛門
十月七日
一稲垣対馬守殿駿刕（州）大地震付久能為御見分今朝御発足被成
候付而為御見廻御使者御留守居相勤候
十月十三日
一御国ゟ今月五日立之飛脚今日巳中刻来当四日未上刻地震
有之由ニ候得共破損曾無之由申来ル
十月廿六日
一高橋十右衛門并御先手足軽四人御中間二人右之者共御献
上鮎為宰領此度罷越候処地震ニ付而道中宿之旅籠高直罷
成候故於御国請取申候旅籠代ニてハ罷帰候旅籠賃致不足
之段頭々ゟ相願候故十右衛門初而御中間迄壱人金子二百
文宛之積りニ而都合金子三両弐歩十右衛門ニ御借被成候
津山江罷帰算用相立候様ニ頭々江申渡候