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項目 内容
ID J0502418
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1586/01/18
和暦 天正十三年十一月二十九日
綱文 天正十三年十一月二十九日(一五八六・一・一八)〔畿内・東海・東山・北陸の諸道諸国〕⇒津浪も襲来・翌年十二月まで余震続く。
書名 〔富山県西礪波郡福光町史上〕
本文
[未校訂] 富山県として、西礪波郡として特記される地震は、まず
天正一三年(一五八五)一一月二九日の夜半に起ったもの
である。余震は一二日間も続いたといわれる。礪波地方に
激しい地震があって、木舟城(いまの福岡町)は崩壊陥没
し、城主前田秀継夫妻が圧死した。①また、この時、金屋
村・岩黒村地内の東方の山がくずれて庄川の流れをふさい
だ。②約二〇日間水がたまったまま流れず、庄川本流が干川
原となったといわれる。そしてこの湛水が欠壊して押し流
れ出すときは、下流の被害が多大であると考えられて、沿
岸関係町村の住民が立ちのきしたとのことである。しかし
被害はなかった。震域は畿内・東海・東山・北陸諸道全域
におよんだ③といわれるから、恐らく当町地域にも多少被害
を生じたことと考えられるが、記録されたものが見当たら
ない。
(注)①越中史料②富山県災異史料③石川県災異誌
出典 新収日本地震史料 第1巻
ページ 155
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 富山
市区町村 福光【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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