Logo地震史料集テキストデータベース

西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。

前IDの記事 次IDの記事

項目 内容
ID J0300689
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1822/02/12
和暦 文政五年一月二十一日
綱文 文政五年閏一月十九日(西暦一八二二、二、一二、)膽振國有珠嶽噴火ス、是レヨリ先キ一月十六日ヨリ地震ヲ發シ、日毎ニ其ノ回數ヲ増加シタルガ、コノ日ニ至リ遂ニ爆發シ、翌日ニ亘リ噴煙、鳴動夥シ、二十二日猛火ノ噴出ト共共ニ南屏風山ノ山側ハ一面ニ燃上り降灰甚シ、ソレヨリ次第ニ活動減衰シタルガ、二月一日ニ至リ夥シキ燒石土砂ヲ火口ヨリ押出シ、大泥流ヲ奔下セシメ、虻田トコタン地方ヲ掃盪セリ、
書名 *〔北海道史〕
本文
[未校訂]文政五年(一八二二)閏正月十六日有珠虻田地震數
回、十七日、十八日各地震數十回、十九日有珠岳噴
火し、黒煙昇騰し、雷光四射し、光景悽愴を極め、
和人蝦夷概ね避難せり、二十二日噴火猛烈、室蘭灰
降ること五寸、白晝尚ほ燈を点したり、二月朔日鳴
動最も甚しく、多量の熱泥を噴出し猛烈なる勢を以
て虻田に流失す、之が爲め牧士村田卯五郎父子、虻
田請負人和田屋茂兵衛、支配人松之助、其他民夷死
傷するもの數十人、牧馬の斃死亦數百頭に達せり、
此時虻田の部落全滅し、其墟をトコタン廃村の義にして此地名本道處々にあり
と稱す、後フンナイに部落を成し、尚ほ虻田と稱す、
出典 増訂大日本地震史料 第3巻
ページ 239
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 北海道
市区町村 札幌【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

IIIF Curation Viewerで開く
地震研究所特別資料データベースのコレクションで見る

検索時間: 0.002秒