地震史料集テキストデータベース

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項目	内容
ID	H00010783
西暦（綱文）（グレゴリオ暦）	1828/12/18
和暦	文政十一年十一月十二日
綱文	1828年越後三条地震（文政十一年十一月十二日）
書名	〔警余録　三〕
本文	文政十一年戊子十一月十二日越後国大地震脇之町一、惣家数弐百弐十壱軒之内皆潰　　七十五軒　　内焼失壱軒半潰　　六十五軒即死　　五人　　　　内、男壱人、女四人、土蔵潰　三ツ白山社内大杉壱本吉崎村一、皆潰　　死人火災なし中条村一、皆潰家数　弐拾九軒　村中之内三軒残、即死、六人、大野村一、皆潰家数　拾九軒　　村中之内弐軒残藤川村一、長楽寺村中皆潰即死八、人怪我人弐人七日村一、皆潰　　拾七軒　焼失三軒、即死七人島崎一、大火三条町一、御坊所皆潰之上焼失、御輪番即死、其外坊主多分即死、町中大火、同所鶴屋亭主源助即死、悴者天窓打割、職人七拾人斗即死一、与板御城皆潰、其外町家共皆潰、怪我人多分有之候得共未不相知、焼失家所々有之、大坂屋〓焚出し十二日〓いたし候一、村上山枝御城不残海江押出し、町中潰之由風聞、見付門はめ皆潰大火、地蔵堂拾五軒、加茂・脇野町同様之事上村井一、皆潰家百拾弐軒　　　　即死三人、怪我人壱人河根村一、皆潰　即死なし　怪我人なし一、出雲崎無事同前但、下之方ニ而家弐軒土蔵壱ヶ所、山崩少々長八間、松崎無事同様魚沼郡無事同様頭城郡無事同様一、片貝一、小千鳥　潰家壱軒　即死壱人大戸一、地蔵堂潰　拾七軒一、加茂　同　　弐軒上条　同　　壱軒但、六右衛門ト申もの、先ノ女房此者一旦逃出候処、養母逃兼候ニ付飛入養母抱出し候処、潰家ニ而即死之由一、出雲崎惣代瓦崎村文蔵村内へ振舞罷越逃出し候処、潰家之木ニ当り即死越後地震風説出雲崎陣屋元町役人越後国三島郡脇野町潰れ家四十軒余、死失人十人余、怪我人多、其外在々右同様、同郡□□町皆潰同様、漸々人家弐拾軒斗、寺三ヶ寺相残候得共、是も潰れ同様、死失人七十人余、怪我人数不知、其外在々右同様、長岡町之儀者潰家弐十軒斗も有之候得共、無難同様、信濃川通見附町、家数弐百軒余有之候処、皆潰、出火、不残焼払、今町、家数同断皆潰、出火同断、死失人、怪我人未相知申、今町〓三条町と一道法四里斗、内当御支配所村々数十箇村皆潰、出火も有之候趣堤御西地大崩、割口〓腐材木青泥吹き出し候、三条町皆潰、出火、不残焼払ヒ、出火之儀者、十二日朝五ツ時〓夜八過迄、死失人四百人、怪我人不数知、三条町〓三四里東迄数十ヶ村、皆潰、大地相割、材木青泥吹き出し候儀者右同断、村々死失人、潰怪我人数不知、信濃川西燕町、皆潰同様、死失人数相知不申、燕町近在村々数拾ヶ村右同断、西側弥彦山続村々、無難候由、弥彦〓吉田町江道法二里余、東吉田町、家数五百軒余之処、百件斗も潰、死失人相知不申、新潟町無難同様、寺泊〓海辺者、格別之難も無之趣、其余遠方之儀者未風聞も無之候、右之通り風聞聞書奉差上候、以上、文政十一戌子十一月十四日
出典	ひずみ集中帯プロジェクト【古地震・津波等の史資料データベース】
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