地震史料集テキストデータベース

覚
一、去冬地震以来度々水々川成・川欠ニ成候田方之分、段々相改分可被申と存候、追而川成改ニ可罷出候間、左之書付之通ニ村々ニて相認、明後九日切ニ差越可被申候、委細ニ改置不申候、右ハ先大体ニ積りニて書出シ可申、上中下之分ケハ入不申候、
一、田反何町何畝何拾歩
当川成・川欠之分
右之筆敷分
何拾筆
内
何拾筆ハ親方共ニ不残川成・川欠ニ罷成分
何拾筆ハ残り歩有之ニ分
右之通ニ書出シ可被申候、畑方ハ先々此度ハ無用ニ可被致候、尤上・中・下・下々新田共ニ川成小帳仕分、入念度々引ケ申候、仕分能々吟味仕、其分ハ引除キ、此度川成・川欠ニ成候分計、残分ヲ請、相違無之様ニ書記シ置可申候、若無念候儀有之候者可為越度候、以上、
（宝永元年）
八月七日
大西角野右衛門
青木仁右衛門
右村々名主中村下致印判早々廻シ、留村〓此方へ村次ニ届し可被申候、
追而山家筋ハ来ル十二日迄ニ書付差越可申候、以上、
地方御役所 注、本史料は宝永元年皆瀬川村「御用留」に収載される。