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項目 内容
ID J3300344
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1855/11/11
和暦 安政二年十月二日
綱文 安政二年十月二日(一八五五・一一・一一)〔江戸及近郊〕
書名 〔安政二卯年十月二日之夜大地震ニ而御殿向其外共御破損所御普請被 仰出有之内安政三辰八月廿五日之夜大風雨ニ而大曲り御破損所弥御住居被遊かたく同年九月廿 (アキ、ママ)ゟ御普請御はしめと相成先あら〳〵十二月七日迄ニ御出来相成候御仕用帳内山忠太夫〕○群馬県新治村西峰須川本多文太郎家文書H76―7―2 近世3―102群馬県立文書館写眞版による
本文
[未校訂]一弐間ニ九間御庇三尺通りふきおろし御次(カ)通り入かわ通
り下家三間通り御次之間弐間三間御茶所迠惣土台朽チ
用立不申分捨之御用立之分相用い栗大角弐間土台相用
新規御床柱壱本五寸角弐間物柱六本新規御庇角柱者女
中部屋間柱相用御茶所片ふた柱御居間之分ハ松丸太弐
間物栗角交りニ相用柱へほり込古キ門朽不申分ハ御用
相成申候分ハ都而土台共御次通り是迄之なき場所新タ
ニ相用御床下板はりつめ御二階古板相用其余者新規八
寸幅分厚相足し其外御次通り女中部屋御廊下通り古き
分いかたに組打付御用相成候分ハ成丈継合等ニいたし
釘丈夫いたし弐尺五六寸已上ハ何木品よろす丈夫之分
ハ相用
一御屋根松はり惣通しニ致まくらはり一切止メ□新規取
交り相用桁廻り同断尤継口江者こみせん打之野地弐寸貫
取交新規相用古き之分も丈夫分ハ相用七分通新規御庇
ニ而木のき口かんな掛ヶ取付小庇杉木六分尺板ニ而かけ
樋竹かけつり金物ニいたし水とりあさかほ受筒木板割
相用戸袋□(次、カ)所のき屋根杉皮三枚ふき南通比例之分ハ丈
夫こけら之方釘〆いたし其外新規こけらふき并ニ御次
向入かわ御廊下之分新古取交りこけらふき女中部や其
外同所の御屋根御奥江取付後(カ)代之ためニ相成候様御下
棟ニいたし御奥惣屋根足瓦足土いたしふき替并ニ新規之
分御居間通ふき出し入側御廊下并ニ御次向女中部屋継
足し御場所御茶之間取付迠惣瓦ふきいたし足瓦惣而千
枚程相成申候右手間足し□□いたし
御奥方
一御立継之分新きから紙四枚両面はり并ニ上小壁之分江は
りつけ御普請中雨もり候分御取繕い御はり替御縁側三
尺壁上ぬり迠新き但シ御庇御屋根御取繕之事
御書斎四畳半
一御天井新きめんとりさほふち色(カ)付板御用
一三尺御釣り床并御書棚之下御小袋戸御小ふすま弐枚御
はり立黒ぬり御障子五本御小壁大津壁上ぬり
一御ふすま四本新キはり立
一御雨戸三本新規并ニ御庇四分板弐ッ切弐枚ふき面皮桁ニ
いたし水取竹樋かけ小縁側付御畳新規
御居間九畳敷
一御天井新きめんとりさほふち惣高之内壱本増
一御床大津壁壱間御袋戸付小御ふすま新規弐はり立
一御仕切御ふすま四枚御はり立御ふち黒ぬり御双方御用
一御押入御小□中敷居面皮ニ而已下御ふすま新き四枚御
はり立上から押入御ふすま弐枚御はり立
一御入側障子黒ぬりふち腰からかけ弐本
一御障子四本御有来り御用御雨戸四本御有来り釘〆御用

一御らん間ふ段板御有来り御用下しけ骨□せ□新規弐本
一御縁側天井新古取交り色付并ニ戸袋内小棚取付
一御鴨居上御小壁ゟ廻り壁之分大津壁ニ而上ぬり
一御畳表替御出来ニ仕
中之入側四畳敷
一御押入御小棚掛ヶ上へかくし押入御小ふすま弐枚下直
し壁紙ニ而はり立
一御惣方ふすま四枚片面并紙ニ而張立
一御次出口御こし障子并ニ御縁側御障子都合四本御有合
御用い御畳かいし表へり御返し遣い
一天井古仕上はり立
御新座敷八畳敷
一御天井御有来夫々御用立壁之分不残大津壁上ぬり
一御床大津壁壱間御袋戸御小ふすま弐枚御はり立
一御仕切双方六枚御ふすま片面はり立黒ぬりふち
一壱間三尺御戸棚御たんす仕込中敷付之間延御小ふすま
弐枚新規はり立下一枚同断内外共上小壁共大津壁上塗

一御障子新規壱枚御有来リ四枚御用い
一御縁側四畳敷江続キ天井はり立戸袋同所御用御雨戸有
来リ釘〆御用
一御畳七畳表替へり新き
続キ御廊下壱間ニ弐間半
一御裏板たるき上ヶ御取付之場所
一双方ニ御棚有之分付はり御有来り半押入戸棚其まゝ
一天曲りおこし候ニ付惣響(カ)ニ而壁損し所繕ひ大津壁
一壱間口同断障子弐本手入直し建付はしら包直し
一ぬくひ板はらひ床下大引直しはり替
一御雪隠縁御湯殿続迠同所壁大津ニ塗替
一御新座敷裏通り三尺廊下天井裏板其まゝ御用壁不残大
津ニ塗直し御たんすうらにかくし押入小戸新き壱本あ
かりとり小障子御まと雨戸□まゝぬくひ縁はらひ床
下直し足板いたしはりたて申候
御次之間三間弐間之御場所八畳敷
一天井惣而古仕上はり立
一間延三尺壱間之大戸棚中ニ小戸棚弐ツかけ中古から紙
ヲ干はり立上ふすま弐枚半戸弐本新キ
一壁はなし唐紙ニ而はりたて御座敷之分大津壁棚裏(カ)所御
次之廊下出口壱間口せうじ弐枚
一八畳敷琉球表へりなし
一三尺四方ぬくひ板之間○三尺炉御平常ハ半分御用
一御茶所三尺四方ぬくひ板水なかし
一同断天井新キ向障子弐本と連子まど左リ壁大津小棚御
茶たんす等取付中雨戸弐本但シ小庇直し
御書斎続御書物之間御畳敷
一御天井廻りふちさほふち古御用板色付新キ
一小壁不残大津奥口続御ふすま弐枚御入側続御障子弐本
一御棚三段御本箱類御置被遊御本類同断
一御畳表御畳遣ひへり同断
○続御居間裏通入側廊下五畳敷
一天井御有来り□□取小壁同断
一御居間後通り小壁斗大津ぬり
一御畳表弐度返しへり用ひ
一御奥続御ふすま弐本はり替 御仏間仕切御障子弐本有
来り
一九尺押入鼡いらす不残板はめニいたし唐紙四枚新キ張

一御畳五畳御度(ママ)返しへり同断
御次ゟ御茶之間之出口女中部屋入口壱間廊下
一天井有来り之間御次うしろ通り壁中塗上三ヶ古唐紙張

一縁板ぬくひ不残はらひ床下大引□立て直し丈夫張替
一小壁類惣中塗迠
女中部屋弐間弐間三間四畳敷
一惣ぬくひ板間夜具棚丈夫釣り廻し腰通板はめ上中塗
ニ而古唐紙ニ而はりたて壁所多く
一御茶之間続之間新キ壁同所御あんとん部屋
一三尺三間之縁側雨戸三枚九尺四枚障子四本御湯殿取付
戸壱本あかりとり小障子壱本同所連子窓付
一縁側行当りたらい置所続延三尺壱間之間板縁□惣
瓦ふき
一雪隠弐ヶ所新規こけらふき連子まとにないぬき連子窓
但し大丈夫ニ建継候事

一御茶之間水なかし之処壱間四方弐方壁ぬくひ板棚釣り
水なかし向窓れんじ水かけ口半戸新キ壱枚下なかし新
規同様捨土台栗ニいたし松六分板はり立

一惣而松六分板はり替杉四分板はめはり替と□(か、カ)く数多く
しるし留置かたし一同見分ニ而可相分ル事
一女中部屋御茶之間御畳表琉球ニ而新キ八畳但シへりなし
御土蔵壱ヶ所弐間ニ弐間半
一荒壁付ヶ済上はしら直し○大直し○小なほし○砂すり
弐度○最初下なりしゆろ半分交り○中塗○上ぬり
一御屋根前同所土塚共惣漆喰塗日々干付上家掛る
一六寸角九尺六本中丸太八本六本ハ三寸都合弐拾六本三
寸貫野地下ニ打之山杉皮其まゝ三枚ふき押ふち唐竹二
ッ割三寸貫取交壱尺五寸間ニ弐百五拾目釘大五寸三寸
ニ而打之棟木四寸書く三間物
一戸前上下雨押とも惣漆喰ぬり鉢巻同断
一腰瓦黒漆喰塗石垣之間同断
一□ノ所御窓并ニ土戸弐枚白漆喰ぬり
一南北側志こみ杉大丸太交り立新キ杉四寸板押ふち三寸
貫打
一東側通り古板なりたけへしたミ打付
一八月中嵐ニ而南側通り壁落し分付替之間并ニ上ヶ家吹飛
し損し□用立不申又々新キ足場不残吹□又々棚直し
一内通二階下まくらはり入はり入直し
一御窓裏御土戸かまち栗弐寸角ニ而新キ取替□申付同開戸
金物直しかまち栗角ニ而新キ取替 間大工手間嵐早々
ニ而格外ニ高直三人相用申候但シ残分ハ出来之上相談可為候
御隠居様方御住居
一大曲りおこし戸袋損し新キ拵雨戸かまちおれ候分取
替釘(カ)いたし鴨居付直し板はめした之古板取替打直し
一御なけし四谷丸太ふしなし弐間物弐ッ割面皮ニいたし
取付候但シ釘かくし金物新キ
一御畳九畳表替御へり新き御次四畳裏替返し新へり付
但シ当春ニ御□(残、カ)り之御場所有之御出来之上追而相談ニ
存事
御表板塀不残
一御立木大貫洞ふち中貫直し分栗丸太新規成丈古板相用
不足之分新キ尺四寸板但シ目板共新規相成渋塗迠
御馬屋
一惣捨土台栗丸太松五寸九尺板ニ而はり立弐百五十目釘
相用はり坪弐五分ニ而新規下地栗角腰板松六分板ニ而は
り替惣不残大普請但シ三人相成□吉始格別之出精五人
手間相はたらき候
御湯殿
一三尺壱間建継出し栗土台はしら弐本桁廻りたる木裏板
新キ脇板松六分板新規檜土台栗丸太惣はり替新き古之
分朽一切用立不申こしはめ杉四分板相用窓付替新キ小
窓壱ヶ所同棚壱ヶ所入口弐枚戸ニ相成候テ鴨居敷居共
古物取付候但シ用人三人と相成歌吉久米吉浅吉格別之出精ニ而五人手間ニ而出精(カ)はたらき之事後々迠申伝たき□
一右書立之外大小仕事屋根屋壁方所々ニ少しツヽ有之分□
□兼申候但シ惣躰ニ而者是又何人手間と相成居可申事其内忠太夫病死ニ付何事も是迠差置申候
内山忠太夫赤間村名主五右衛門
川戸村名主利左衛門
出典 日本の歴史地震資料拾遺 5ノ下
ページ 1405
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