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項目 内容
ID J2902203
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1906/02/23
和暦 明治三十九年二月二十三日
綱文 明治三十九年二月二十三日(一九〇六)
書名 〔東京灣内ノ強震本年二月廿四日〕○東京「気象集誌 第二五巻」中央気象台発行 水也生著
本文
[未校訂]本年二月二十四日東京灣内ニ發シタル地震ハ京濱地方ニ
於テハ近年稀ナル強震ニシテ古キ土藏ノ崩壞又ハ煙突ノ
破損等アリキ之ヨリ嚮キ東京市内ニ於テハ彼ノ丙午ノ歳
ニ關スル古來ヨリノ迷信ト當時偶々新聞紙上ニ掲ケラレ
タル或ル學説ノ誤解トヨリシテ大地震襲來ノ浮説巷間ニ
喧シク爾來直接又ハ間接ニ之レカ解説ヲ需メラルルコト
頻々ナリシカ偶然ニモ去月二十四日ノ朝ニ至リテ前記ノ
強震ヲ發シタルカ爲メ地震恐怖ノ念益々熾ナルニ至リシ
折柄何者ノ惡戯ニヤ中央氣象臺ノ名義ヲ利用シテ同日再
ヒ大地震襲來ノ浮説ヲ流布セシメタルカ爲メ市内ハ一時
非常ノ爭擾ヲ引起シタリシカ若干ナラスシテ此風説ノ全
ク無根ナルヲ知リ且ツ大地震モ亦幸ニ襲來セサリシカ爲
メ漸ク人心安靜ニ歸スルヲ得タリ、惡漢ノ所爲ヤ誠ニ惡
ムヘシト雖モ斯ル流言ニ誘惑セラルヽ人士ノ尚ホ我上流
社會ニ多キハ甚タ慨スヘキノ至リナリ(後略)
(注、以下地震の浮説に関する新聞記事をのせる)
出典 日本の歴史地震史料 拾遺 三
ページ 785
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 東京
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