[未校訂](安政三年)
二月七日 晴たり。越ケ谷を出て。行手のさまをみるに。
去年の神無月(十月)二日ノ夜のなゐさわきに。利根の堤のくつ
れたるをつくろふとて。人あまたあつまりて。馬に土お
はせなどして。いそしみあへり。田畑なとかへす人もな
しとおぼしくて。草のみ生たり。
ふる小田をかへすいとまもあらしかし
なゐの名残のみち堤つくとて
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ID | J2901149 |
| 西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1855/11/11 |
| 和暦 | 安政二年十月二日 |
| 綱文 | 安政二年十月二日(一八五五・一一・一一)〔江戸・南関東〕 |
| 書名 | 〔箱館日記〕○利根川堤 (江戸―箱館の紀行文)三田花朝尼著 H9・10・10 山崎栄作発行 |
| 本文 |
[未校訂](安政三年)
二月七日 晴たり。越ケ谷を出て。行手のさまをみるに。 去年の神無月(十月)二日ノ夜のなゐさわきに。利根の堤のくつ れたるをつくろふとて。人あまたあつまりて。馬に土お はせなどして。いそしみあへり。田畑なとかへす人もな しとおぼしくて。草のみ生たり。 ふる小田をかへすいとまもあらしかし なゐの名残のみち堤つくとて |
| 出典 | 日本の歴史地震史料 拾遺 三 |
| ページ | 595 |
| 備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
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