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項目 内容
ID J2801508
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1924/01/15
和暦 大正十三年一月十五日
綱文 大正十三年正月十五日(一九二四)〔丹沢地方〕
書名 〔宮良當壯全集20 日記抄〕○東京市(本郷区向ヶ岡弥生町)宮良當壯著S59・4・25 第一書房発行
本文
[未校訂]一月十五日(火)晴 午前五時五十五分大きな地震により
て揺り起さる。予は火災を恐れて直ちにアンカを抱へ
て玄関に出で、蝶子は玄関の錠を外さんと周章狼狽せ
り。予アンカを置きて漸くにして開く。下駄を穿かず
に出でんとすれば蝶子は下駄を与へき。昌ちやん来ら
ざれりければ再び入りて見るに、壁高く積み上げたる
本箱を支へて倒れぬやうに努めゐたり。震源地は相州
の丹沢山附近なりといふ。汽車脱線、電車通ぜす。
一月十六日(水)晴 余震尚も熄まず。人々不安に襲はれ
て生きたる心地なきが如し。社会の波も荒く、人の心
も流れの岩角に激するが如く見ゆ。今日は又烈風怒号
して黄塵降るが如くなりき。
出典 日本の歴史地震史料 拾遺 二
ページ 572
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 東京
市区町村 本郷【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

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