[未校訂]十七日 水曜日
悪天候が続いたが、しかし今日は東の風が出て、青空
一つ見せぬ曇天となった。三時五分過ぎころ、ひどい地
震があり、それは家々を激しく揺らせた。それは、たっ
ぷり一分間、物凄い騒音を立てて、ぎしぎしきしむ音や
家の内外に付属している、固定していない部分のぶつか
り合う音が続いた。その上で、その後四五分間たって風
は北の風に変ったが、しかしやがて静まった。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J2700717 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1820/05/17 |
和暦 | 文政三年四月六日 |
綱文 | 文政三年四月六日(一八二〇・五・一七) |
書名 | 〔長崎オランダ商館日記 八〕○長崎H9・3・21雄松堂出版発行所 |
本文 |
[未校訂]十七日 水曜日
悪天候が続いたが、しかし今日は東の風が出て、青空 一つ見せぬ曇天となった。三時五分過ぎころ、ひどい地 震があり、それは家々を激しく揺らせた。それは、たっ ぷり一分間、物凄い騒音を立てて、ぎしぎしきしむ音や 家の内外に付属している、固定していない部分のぶつか り合う音が続いた。その上で、その後四五分間たって風 は北の風に変ったが、しかしやがて静まった。 |
出典 | 日本の歴史地震史料 拾遺 別巻 |
ページ | 989 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 長崎 |
市区町村 | 長崎【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
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