地震史料集テキストデータベース
[未校訂]「從安政二夘年二月 萬延元申改申十二月迄 閏三月朔日ゟ御觸書留記通済宥歓権僧正御代」
（注、「新収」第五巻別巻二―一、一頁〔江戸地震一件〕
の次の番号と同文の触は省略、〔4〕、〔8―1〕、〔3〕、
〔1〕、〔18〕、〔19―1〕、〔22〕、〔21―1〕、〔30〕、〔34〕、
〔36〕、〔37〕、〔35〕、〔38〕、〔39〕、〔44〕、〔46〕、〔50〕）
松平右京亮太田摂津守安藤長門守居屋敷大破本多中務
大輔松平豊前守居屋敷類焼中務大輔豊前守長門守当時
仮住居手逼ニ付御礼事等罷越候儀何れも断ニ候
十月
加判之列 堀田備中守
上座
右之通被 仰付候間可被得其意候
十月九日
両山 御霊屋御別当其外寺院江
御代々様御始 御台様 御簾中様其外
御方々様御道具類
公辺ゟ旧来御寄附ニ相成候内ニは金銀之御品有之平常
ハ勿論風入等之節は別而心配いたし候趣ニも相聞候間
格別御由緒有之御品又は近年御寄附之分ハ先其侭被差
置其外は不残差出可申候尤御品相当之御手当可被下候
且諸寺院ニは檀家ゟ相納候金銀具類も可有之候右は寛
延度觸置候趣も有之候間旦家江申談差支候分は格別其
外は勝手次第金銀座へ差出通用金銀と引替夫々修造之
手当ニ可致候
右之趣可被相觸候
夘十二月
同正月廿四日安藤長門守様ゟ御達左之通
公辺ゟ御寄附ニ相成金銀之御道具類可差出旨先達而被
仰出候ニ付右御品有之向は御由緒之軽重新古之無差別
御品不残早々為差出觸頭江取集当奉行所江差出可申候
御品書認方之儀は御寄附之年号御由緒之次第等委細相
認国郡村御料私領附属之分は其段肩書いたし差出候様
可相達候尤御品差出方等之儀は右書面□□猶可為差図
事
辰正月
本所回向院御府内町中相対勧化日延之儀相願被 差免
候間去夘九月中被相達候処同十月二日夜之地震ニ付相
休追而残日数巡行いたし度旨願出被承置其段被相達候
処来ル十日ゟ来月九日迄日数廿九日之間巡行いたし度
旨願出是亦被承置候条支配下江可被申聞候以上
三月六日 太田摂津守内
右上包は護持院役者中と有之開封候処間違ニ付写取此分及返却候事
嶋野十右ヱ門
渡辺崎右ヱ門
堀江平次兵衛
牛込□松寺
役者中