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項目 内容
ID J2601639
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1896/08/31
和暦 明治二十九年八月三十一日
綱文 明治二十九年八月三十一日(一八九六)〔秋田・岩手〕
書名 〔雄物川町郷土史〕雄物川町郷土史編纂会編S55・10・30 雄物川町役場発行
本文
[未校訂]六郷地震 明治二十九年(一八九六)八月二十三日
午後一時三十二分、仙北郡真昼山地内
を中心として始まり、田沢湖町附近を震源地とした大地
震である。当町における記録は大要次のごとく伝えてい
る。
 八月三十一日朝五時頃大暴風となり大樹倒れ、屋根は
がれ、往来は杜絶した。九時三十分ごろから遠雷のよう
な響きとともに四、五回大地が震動した、午後五時三十
分ごろ、百雷の一時に落ちるような震響が聞こえ大地震
となり、東西の水平動から上下動まで加わり生きた心地
もなかった。夜に入っても震動はやまず、家の下敷きに
なってはと皆道路上に扉を敷いて野宿したが、九月五日
になってもなおやまず不安な数日が続いた。人家の倒れ
るあり、土蔵という土蔵にはことごとく割れひびが入り
あるいは土が全くはがれたところもあった。県南三郡で
死者二〇〇人、負傷者七三六人、全潰家屋五〇〇〇を数
えたという。
出典 日本の歴史地震史料 拾遺
ページ 402
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
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