[未校訂](永代万控帳 抄)○那賀郡粉河町北志野村
嘉永七年寅六月十四日夜八ツ半頃大事也。誠ニ立て居る事
中々不成、四拾年頃方ノ大じしんなり。
一大地しん。
右者十四日夜八ツ過ゟ夜之内ニ三度もゆり、十五日日之
出頃又ゆり、十五日八ツ時頃もゆり、数五七度もゆり、
如何成者もびくとする程之事ニ御座候。此辺ハまだかる
き事。伊賀国上野ノ御城下撫者、三日位ゆり通し、勢州
くわ(桑名)の之御城下ニ者、御城ノ御天守こけ候事之噺ニて御
座候。南都かご(五重)じの塔之堂ハ上之重、落候咄し被越候。
大事ニて候。
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項目 | 内容 |
---|---|
ID | J2500306 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1854/07/09 |
和暦 | 嘉永七年六月十五日 |
綱文 | 安政元年六月十五日(一八五四・七・九)〔伊賀・伊勢・大和・山城・近江・河内〕 |
書名 | 〔粉河町史 第三巻〕S63・3・31粉河町 |
本文 |
[未校訂](永代万控帳 抄)○那賀郡粉河町北志野村
嘉永七年寅六月十四日夜八ツ半頃大事也。誠ニ立て居る事 中々不成、四拾年頃方ノ大じしんなり。 一大地しん。 右者十四日夜八ツ過ゟ夜之内ニ三度もゆり、十五日日之 出頃又ゆり、十五日八ツ時頃もゆり、数五七度もゆり、 如何成者もびくとする程之事ニ御座候。此辺ハまだかる き事。伊賀国上野ノ御城下撫者、三日位ゆり通し、勢州 くわ(桑名)の之御城下ニ者、御城ノ御天守こけ候事之噺ニて御 座候。南都かご(五重)じの塔之堂ハ上之重、落候咄し被越候。 大事ニて候。 |
出典 | 新収日本地震史料 続補遺 別巻 |
ページ | 390 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 和歌山 |
市区町村 | 粉河【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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