地震史料集テキストデータベース

[未校訂]（安政二年十月）
二日　天気　よ五ツ半過地震、昨十一月四日ゟ軽し
四日　天気
○江戸大地震之由西国方御大名様御飛脚通り被致候
六日　天気
○永井肥前守様御飛脚参候間地震之様子承候処、御屋敷三ケ
所は潰殿様御長屋ニ御座被成候由、吉原不残潰候由、本庄・
深川・下谷・芝大名小路・西御丸下屋口外桜田潰□事等ニ
相成候由也
十七日　雨
平右衛門子暮寄合
○百瀬様ゟ地震御見舞金壱両四分ハテ（カ）村ニは八両下町壱両弐
分はつ（カ）三両と申事也
○長安寺寄合出会九左衛門吉左衛門亀太郎代鉄三郎八郎兵衛
伝五右衛門世話人権七右衛門右此度江戸大地震ニ付開基家
ゟ使僧遣し度旨方丈被申聞、一同相談之上廿一日御長老出
立被相定申候
白銀弐枚として
一金壱両弐分　殿様
外ニ□金から
一金百疋　御家老
一同三百疋
御用人
御物頭
一弐百文　御門番
外ニ前日御家老江手土産山形志村江手土産凡壱貫弐百文斗
小以〆金三両
一弐両弐分　諸入用分
〆五両弐分
此分亀太郎金ニ而立替候様一同ゟ頼申入候
廿日　天気　今日猶動