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項目 内容
ID J2300182
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1707/10/28
和暦 宝永四年十月四日
綱文 宝永四年十月四日(一七〇七・一〇・二八)〔東海以西至九州〕
書名 〔船越町史〕○広島県S56・3・31広島市役所編・発行
本文
[未校訂]他方、地震については寛永元年(一六二四)・慶安二年(一六
四九)・宝永四年(一七〇七)の広島地方の大地震が記録され
ている「自得公済美録」巻十六、「玄徳公済美録」巻二十、「顕妙公済美録」巻三十七。海田市について
は十月四日の九時(午前二時)大地震がおこり、地ひびきや
地割れで諸所が損じ、同日の夕方からは大潮が満ちて一昼夜
に干満が七度に及んだと伝えている「海田市旧記」。おそらく津波
に類するものであったかと考えられる。したがって海田市に
隣接し海に面するところの多かった船越村の被害も甚大で、
長右衛門新開(高二斗六升二合)は土手が切れて「潮入皆済
無免」とされ、いわゆる秋免になっている「同年免状」(船越・竹内家文書)。た
だし、この潮入の被害については同年八月十九日、九月十二
日と二回におよぶ暴風雨・洪水・高潮による被害が領内一帯
にあったとされている「顕妙公済美録」巻三十六下。あるいは台風による
ものであったかも知れない。
出典 新収日本地震史料 補遺 別巻
ページ 205
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 広島
市区町村 船越【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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