地震史料集テキストデータベース

[未校訂]三日（安政五年十一月）
松平大蔵大輔
名代南部丹波守
領分地震ニ而居城住居向并櫓多門其外大破ニ付拝借之義被
相願、可為難義と被思召候、当時御事多ニは候得共出格之
訳を以金五千両拝借被　仰付□（ムシ）
右於御白書院縁頰掃部頭老中列座和泉守申渡之
有馬左兵衛佐
名代　有馬式部
同文言石垣崩所等も有之候ニ付金弐千両拝借被　仰付之
小笠原左衛門佐
同文言居城天守并櫓多門石垣等大破ニ付金千両拝借　被仰
付之
右波之間ニおいて列座同前同人申渡之
土井能登守
同文言居城櫓石垣等大破ニ付金千両拝借被　仰付之
右於芙蓉間列座同前同人申渡之