[未校訂]後奈良天皇天正十三年十一月二十九日、畿内海道諸国地震
ふ、「この日山城・大和・摂津・近江・美濃・尾張・伊勢・
三河・諸国に亘りて強震あり。夜、内裏の庭前、数千の声し
て躍り騒ぐものありしが、朝見れば異数の足跡残りて或は丸
域は四角、院御所にては首あまた現れ、其数二百許りなりき
などいはる。震動と共に沿海の地津波起り、屋舎の流失人畜
の死傷また夥し、殊に余震は浅深軽重の差こそあれ、絶えず
して十五年三月頃まで日夜相続けりとぞ」云々
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項目 | 内容 |
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ID | J2200378 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1586/01/18 |
和暦 | 天正十三年十一月二十九日 |
綱文 | 天正十三年十一月二十九日(一五八六・一・一八)〔畿内・東海・東山・北陸の諸道諸国〕 |
書名 | 〔安政大地震洪浪記〕山下竹三郎著 ▽ |
本文 |
[未校訂]後奈良天皇天正十三年十一月二十九日、畿内海道諸国地震
ふ、「この日山城・大和・摂津・近江・美濃・尾張・伊勢・ 三河・諸国に亘りて強震あり。夜、内裏の庭前、数千の声し て躍り騒ぐものありしが、朝見れば異数の足跡残りて或は丸 域は四角、院御所にては首あまた現れ、其数二百許りなりき などいはる。震動と共に沿海の地津波起り、屋舎の流失人畜 の死傷また夥し、殊に余震は浅深軽重の差こそあれ、絶えず して十五年三月頃まで日夜相続けりとぞ」云々 |
出典 | 新収日本地震史料 補遺 |
ページ | 84 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
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