[未校訂]大小の橋、大門町と中番町の間にあり、今は橋といふへきも
のにあらず、只三尺計の幅なる板をふせたる迄なり、如何な
る故にやと古老の者に尋聞侍れば、曰く古は津町の市中こゝ
より遥東にて、搭世川も此筋を流れ、昔の橋は川幅にかゝり
市中にわたし物しければ、津に籠ると云々、縁起を以ていは
ゆる大小の橋となん。明応年中に大地震して汀十八丁計り海
に成り、川筋も変り市店も今の津町に移りたり、此橋より東
南を浜町といひ西北を高町といへり、古来の例也と云々雑記の説
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項目 | 内容 |
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ID | J2200290 |
西暦(綱文) (ユリウス暦) |
1498/09/11 |
西暦(綱文) (先発グレゴリオ暦) |
1498/09/20 |
和暦 | 明応七年八月二十五日 |
綱文 | 明応七年八月二十五日(一四九八・九・二〇) |
書名 | 〔安濃津郷土会誌〕▽ |
本文 |
[未校訂]大小の橋、大門町と中番町の間にあり、今は橋といふへきも
のにあらず、只三尺計の幅なる板をふせたる迄なり、如何な る故にやと古老の者に尋聞侍れば、曰く古は津町の市中こゝ より遥東にて、搭世川も此筋を流れ、昔の橋は川幅にかゝり 市中にわたし物しければ、津に籠ると云々、縁起を以ていは ゆる大小の橋となん。明応年中に大地震して汀十八丁計り海 に成り、川筋も変り市店も今の津町に移りたり、此橋より東 南を浜町といひ西北を高町といへり、古来の例也と云々雑記の説 |
出典 | 新収日本地震史料 補遺 |
ページ | 49 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
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