地震史料集テキストデータベース

[未校訂]（表紙）「　弘化四丁未年
大町組飯田村地震ニ付潰家書上取調帳
庄屋　下河新六
三月廿六日　与頭　六右衛門控へ　一
覚
居家
一棟間八間　又次郎
はり間五間
半潰レニて戸セうじかべ壁不残いたみ
当時住居相成不申候
居家
一棟間五間半　儀右衛門
はり間三間半
右同断潰ン家用立不申候
居家
一棟間六間　清次郎
はり間三間半
右同断潰レ家ニ相成用立不申候
居家
一棟間八間半　利右衛門
はり間五間
此家潰レ掛り一切用立不申候
住居相成不申候
居家
一棟間八間半　良右衛門
はり間五間
此家半潰レニてかべおちセうじいたみ用立不申候
家も三尺計もかたかり申候
土蔵
一棟間三間　富左衛門
はり間弐間半
此土蔵潰レ申候
土蔵
一棟間五間　杢左衛門
はり間三間
此土蔵潰レ用立不申候
はとや
一棟間五間　勝五郎
はり間四間半
半潰レニて用立不申候
土蔵
一棟間四間　重兵衛
はり間三間
此土蔵不残土おち申候
はとや
一棟間三間半　源太
はり間弐間半
潰レ用立不申候
隠居家
一棟間五間半　重兵衛
はり三間半　隠居家
半潰ニて用立不申候
居家
一棟間九間　法蔵院
はり間五間半
半潰レニて用立不申候
土蔵ノ上家
一棟間四間半　右左衛門
はり三間半
半潰レニて用立不申候
居家
一棟間六間半　後家　リ／
はり間四間
半潰ニて住居相成不申候
同
一棟間七間半　乙八
はり間四間半
右同断用立不申候
土蔵
一棟間五間　下川新六
はり間三間
かべ不残おち申候
車屋
一棟間四間　同人
はり間三間
半潰レニて用立不申候
土蔵
△一〆
此末へ入ル
右之外かべおち　戸セうじいたみ　さしきおれかしげ
候居家并ニ下家　はとや潰候分多分ニ御座候
右之通ニ私共立合相改書上ケ申候所相違無御座候　以上
土蔵
一棟間四間　政右衛門
はり間三間
かべおち申候
居家
一棟間拾間　惣兵衛
はり間五間
此家大かしけニ御座候
土蔵
一棟間四間　六右衛門
はり間三間
外土ひさし　九尺三間
此土蔵かべおち　土ひさし潰レ牛木おれ用立不申候
はとや
一棟間五間半　同人はり間四間
半潰ンニて用立不申候
一棟間
〆
五人与頭
栄次
清吉
平右衛門
松兵衛
由右衛門
新左衛門
杢左衛門
六右衛門
下河新六
弘化四年末三月
栗林七郎兵衛殿
西沢九之丞殿
（上書）「大町組飯田村地震ニ付家潰追訴書上帳」
飯田村枝郷　白沢
一居家　家内六人　久右衛門
棟間八間
はり間五間
半潰ニ而用立不申候
一家　内七人　庄八
居屋
棟間七間壱尺
はり間四間
右同断ニ而用立不申候
一蔵家　右両家持
棟間六間
はり間四間
半潰ニ而用立不申候
一雪隠麻煑所之釜家
右同断ニ而用立不申候
〆
右場所山中故屋敷廻り并ニ麻畑野畑家ゟ上の山ひゞれぬけ
下り住居相成不申崩方致郷堀田村へ参り居申候也届ケ参候
間拝見仕帳面差上申候田畑大いたみ之処ハ追而可申上候
右之通相改書付申候処相違無御座候
大町組飯田村
与頭　六右衛門
庄屋　下河新六
弘化四丁未年
四月二日
御両所宛
一居家　甚兵衛
棟間七間
はり間四間
半潰ニ而用立不申候
一同　久四郎
棟間七間半
はり間四間半
右同断ニ而用立不申候
〆
内居家十四軒
土蔵七ツ
内壱ツ本潰れ　富左衛門
葉小屋三ツ
車屋壱ツ
久四郎　近右衛門　法蔵院　儀右衛門　□　惣兵衛
乙八　清右衛門　甚兵衛　岩七