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項目 内容
ID J1900486
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1854/12/23
和暦 嘉永七年十一月四日
綱文 安政元年十一月四日・五日・七日(一八五四・一二・二三、二四、二六)〔関東以西の日本各地〕
書名 〔森村史〕○高知県S30・12・20長野千春編著・土佐郡森村村史編集委員会発行
本文
[未校訂] 安政の地震 安政元年(一八五四)十一月五日七ツ時(午後四
時)土佐中心の大地震あり、和田喜久平の日記に左の如く記
してある。
 十一月五日七ツ時に大地震有、一昼夜に七八十度程ゆり、
お城下にては家大方かやり火事に成り又津浪入り込み至る
処大変なり、六日、七日の頃は薊野山江お城下より弐千余
の人数逃げ来るつなみは新町より比島、たべ島辺迄大いか
りにて麦作大傷みに相成る。家の大傷弐千五百軒余、一軒
につき金一匁宛小屋料として御公儀より遣わさる、金高弐
百貫目米に直して凡そ壱千七百五十石也
翌卯の春は大分軽み候得共年中少々づゝゆり辰の年も折節
少々づゝゆり、何時とものふに暮迄に止まり一同安心致し

と記してある。余震も後二年間も続いたようである。森郷あ
たりも中々烈しかつたようで倒壊家屋もあつたらしく、竹藪
に小屋がけして避難した旨古老によく聞かされたものであ
る。
出典 新収日本地震史料 第5巻 別巻5-2
ページ 2357
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 高知
市区町村 【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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