[未校訂] 安政の地震 安政元年(一八五四年)十一月五日、空はよ
く晴れて小春日和のように暖かつた。昼の七ツ時(午後四時)
大地震となり、間もなく大潮が入り、人々は狼狽して山地に
かけ上つて難をさけた。
年寄役四手井重之丞の土蔵へ、山から大石がころがつてきて
壁がいたんだが、他に大した被害はなく、土地が四・五十糎
位上り、津呂港が浅くなり船の出入が困難となつた。(津呂
庄屋多田五郎左衛門信量の手記による)
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J1900452 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1854/12/23 |
和暦 | 嘉永七年十一月四日 |
綱文 | 安政元年十一月四日・五日・七日(一八五四・一二・二三、二四、二六)〔関東以西の日本各地〕 |
書名 | 〔室戸岬町史〕○高知県S38・12・10安芸室戸岬町役場発行 |
本文 |
[未校訂] 安政の地震 安政元年(一八五四年)十一月五日、空はよ
く晴れて小春日和のように暖かつた。昼の七ツ時(午後四時) 大地震となり、間もなく大潮が入り、人々は狼狽して山地に かけ上つて難をさけた。 年寄役四手井重之丞の土蔵へ、山から大石がころがつてきて 壁がいたんだが、他に大した被害はなく、土地が四・五十糎 位上り、津呂港が浅くなり船の出入が困難となつた。(津呂 庄屋多田五郎左衛門信量の手記による) |
出典 | 新収日本地震史料 第5巻 別巻5-2 |
ページ | 2311 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 高知 |
市区町村 | 室戸岬【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
IIIF Curation Viewerで開く
地震研究所特別資料データベースのコレクションで見る
検索時間: 0.005秒