[未校訂]安政の大地震(一八五四)
嘉永七年十一月四日にゆり始めて、仝年十二月三十日迄、約
六十日も続いた地震で、家の倒壊、山崩れ等各所に起り、人
々は竹籔や広い安全な地に小屋を建てゝ入り、たゞ神仏を祈
り続けたと云う。言い伝えによると、大震動の時は柿の木の
枝が地についたのを見たという人もあり、鳥が飛ぼうとして
とびそこね、枝に取り付いているのを見た人もあると云う。
独り歩きはとても出来ず、池の水は大波を打つたという。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
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ID | J1900328 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1854/12/23 |
和暦 | 嘉永七年十一月四日 |
綱文 | 安政元年十一月四日・五日・七日(一八五四・一二・二三、二四、二六)〔関東以西の日本各地〕 |
書名 | 〔三繩村史〕○徳島県S35・2・1 三好郡三繩村史編集委員会編・発行 |
本文 |
[未校訂]安政の大地震(一八五四)
嘉永七年十一月四日にゆり始めて、仝年十二月三十日迄、約 六十日も続いた地震で、家の倒壊、山崩れ等各所に起り、人 々は竹籔や広い安全な地に小屋を建てゝ入り、たゞ神仏を祈 り続けたと云う。言い伝えによると、大震動の時は柿の木の 枝が地についたのを見たという人もあり、鳥が飛ぼうとして とびそこね、枝に取り付いているのを見た人もあると云う。 独り歩きはとても出来ず、池の水は大波を打つたという。 |
出典 | 新収日本地震史料 第5巻 別巻5-2 |
ページ | 1893 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 徳島 |
市区町村 | 三縄【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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