[未校訂]25嘉永七年一一月四日(一八五四)(安政元年)
朝八時に地震が始まり、一時間ほど続き、一二時頃から夕方
まで海岸地帯では大津波が一〇度押し寄せ、第四回目の浪は
最も高く一丈五尺に及んだ翌五日は晴天で、午後一〇時頃ま
た大地震が始まり、これに続いて津波が起り、震動の激しさ
と津波の大きさは共に前日の三倍に達し、年貢米として道路
上に積み重ねてあつた米俵の山は、ことごとく崩れてしまつ
たほどである。この地震は、翌年八月まで断続し、海岸地帯
では土地が約三尺沈下したと伝えられている。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
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ID | J1900285 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1854/12/23 |
和暦 | 嘉永七年十一月四日 |
綱文 | 安政元年十一月四日・五日・七日(一八五四・一二・二三、二四、二六)〔関東以西の日本各地〕 |
書名 | 〔中野島村史〕○徳島県 |
本文 |
[未校訂]25嘉永七年一一月四日(一八五四)(安政元年)
朝八時に地震が始まり、一時間ほど続き、一二時頃から夕方 まで海岸地帯では大津波が一〇度押し寄せ、第四回目の浪は 最も高く一丈五尺に及んだ翌五日は晴天で、午後一〇時頃ま た大地震が始まり、これに続いて津波が起り、震動の激しさ と津波の大きさは共に前日の三倍に達し、年貢米として道路 上に積み重ねてあつた米俵の山は、ことごとく崩れてしまつ たほどである。この地震は、翌年八月まで断続し、海岸地帯 では土地が約三尺沈下したと伝えられている。 |
出典 | 新収日本地震史料 第5巻 別巻5-2 |
ページ | 1839 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 徳島 |
市区町村 | 中野島【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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