[未校訂]安政元年(一八五四)十一月四日からの地震は、大坂では津
浪によって死者が多数でた。また四国・東海諸国などでも津
浪により大きな被害がでた。竹原地方においても、下野村で
「古今未曾有・皆々驚」くという大地震によって社倉蔵の壁
がおち、薬師寺の石垣が倒れ、大川の堤から泥水が吹出して
いる。そして、十一月四日から翌二年の冬まで毎日二・三度
ずつの「[震不止|ふるえやまず]」という状態となっている。下野村節用
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J1900217 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1854/12/23 |
和暦 | 嘉永七年十一月四日 |
綱文 | 安政元年十一月四日・五日・七日(一八五四・一二・二三、二四、二六)〔関東以西の日本各地〕 |
書名 | 〔竹原市史一 概説編〕○広島県S47・3・31竹原市役所発行 |
本文 |
[未校訂]安政元年(一八五四)十一月四日からの地震は、大坂では津
浪によって死者が多数でた。また四国・東海諸国などでも津 浪により大きな被害がでた。竹原地方においても、下野村で 「古今未曾有・皆々驚」くという大地震によって社倉蔵の壁 がおち、薬師寺の石垣が倒れ、大川の堤から泥水が吹出して いる。そして、十一月四日から翌二年の冬まで毎日二・三度 ずつの「[震不止|ふるえやまず]」という状態となっている。下野村節用 |
出典 | 新収日本地震史料 第5巻 別巻5-2 |
ページ | 1725 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 広島 |
市区町村 | 竹原【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
IIIF Curation Viewerで開く
地震研究所特別資料データベースのコレクションで見る
検索時間: 0.001秒