[未校訂]安政元(一八五四)年の地震 十一月五日午前八時大地震、
午後四時にも同様また夜九時頃格別大ゆれがした。下流の方
は相当きびしい様子で、家や蔵が相当被害を受けたという。
鳥取は猶烈しくて、家の下敷になつて即死した者三人もあ
り、大道へ梯子を置き、その上に畳をならべて、地震の来る
たびにその上に避難した。この地震は明くる年の三月頃迄つ
づいたと、湯庄屋与三郎(山本家八代目)は誌している。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J1900150 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1854/12/23 |
和暦 | 嘉永七年十一月四日 |
綱文 | 安政元年十一月四日・五日・七日(一八五四・一二・二三、二四、二六)〔関東以西の日本各地〕 |
書名 | 〔岩美町誌〕○鳥取県岩美郡S43・9・30岩美町誌刊行委員会 |
本文 |
[未校訂]安政元(一八五四)年の地震 十一月五日午前八時大地震、
午後四時にも同様また夜九時頃格別大ゆれがした。下流の方 は相当きびしい様子で、家や蔵が相当被害を受けたという。 鳥取は猶烈しくて、家の下敷になつて即死した者三人もあ り、大道へ梯子を置き、その上に畳をならべて、地震の来る たびにその上に避難した。この地震は明くる年の三月頃迄つ づいたと、湯庄屋与三郎(山本家八代目)は誌している。 |
出典 | 新収日本地震史料 第5巻 別巻5-2 |
ページ | 1646 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 鳥取 |
市区町村 | 岩美【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
IIIF Curation Viewerで開く
地震研究所特別資料データベースのコレクションで見る
検索時間: 0.001秒